医療法人柔敦

点眼のしやすさは点眼瓶によっても違います〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

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点眼のしやすさは点眼瓶によっても違います〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

点眼のしやすさは点眼瓶によっても違います〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

2025/10/04

ようやく涼しくなってきた今日この頃、それとともにインフルエンザも流行の兆しが出てきました。

秋を通り越すような勢いですが、お盆過ぎくらいからブタクサなどの秋の花粉が飛び始め、最近は痒みを感じられている方がだいぶ増えています。皆様体調には十分ご注意ください。

 

さて、今回は点眼瓶によって点眼のしやすさが変わるということで進化した点眼びんについてのお話です。

上のような3つの点眼瓶があります。各社色々と工夫をしており、点眼瓶の柔らかさを調整して押しやすさを工夫しているのですが、点眼の先端と点眼瓶の本体の色が違うとコントラストがつき、さしやすさが上昇するように見えます。ですので右側のものの方が当たりをつけやすいと思います。

特に、緑内障の方や視力が低下している方はぼやけた状態で点眼しなければならないので、思っている以上に点眼するのに苦労していることが多いです。

以前より緑内障の点眼で、点眼の先端の見やすさに定評があったのは、千寿製薬さんの緑のボトルに白い先端のボトルが見やすいと言われていました。これが最近より進化したとのことです。

ノズルックという名のついたこの点眼瓶、一目瞭然の違いですが、緑のボトルと白のノズルの先端の間にあおいプレートが挟まれました。ノズルがみやすいノズルック・・・名称の通りで目に近づけてもみやすくなっています。

千寿製薬さんのお話では、青の代わりに黄色の方がより見やすいという実証結果があったそうですが、色覚異常の方には判別が難しくなってしまうとのことで青いプレートが選択されたとのことでした。

 

このボトルはアイファガンやアイベータといった千寿製薬さんの緑内障点眼に採用されており、従来品から徐々に切り替えられているそうです。

緑内障の点眼は、新薬の話も最近色々出てきていますが、実際使う方の目線で点眼のしやすさを工夫してくださる企業努力は大変嬉しく思います。これからも患者さんフレンドリーな製品が出てくれることを楽しみにしています。

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梅の木眼科クリニック
住所 : 神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F
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