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急に片目が充血したら要注意|悪化を防ぐ症状の見分け方と対処法

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急に片目が充血したら要注意|悪化を防ぐ症状の見分け方と対処法

急に片目が充血したら要注意|悪化を防ぐ症状の見分け方と対処法

2026/01/21

朝起きて鏡を見たら、片目だけが真っ赤に充血していた・・・そんな経験はありませんか?

目の充血は身近な症状ですが、片目だけに起こる場合は特に注意が必要です。

充血の原因は、疲れや寝不足といった一時的なものから、結膜炎やぶどう膜炎など治療が必要な病気まで、さまざまです。

この記事では、眼科専門医の視点から、片目の充血の見分け方と適切な対処法について詳しく解説します。

目の充血には2つのタイプがあります

目が赤くなる充血には、大きく分けて「結膜充血」と「毛様充血」の2種類があります。
それぞれ起こる場所や原因が異なるため、正しく見分けることが大切です。

結膜充血|白目の周辺部が赤くなる

結膜充血は、白目とまぶたの裏側を覆っている結膜が充血する状態です。

白目の周辺部分が網目状に鮮やかな赤色になるのが特徴で、目の表層で起こります。 まぶたの裏も赤くなったり、目やにや涙が増えたりすることもあります。

主な原因は以下の通りです。
花粉やハウスダストなどのアレルギー
細菌・ウイルスによる感染
ドライアイやコンタクトレンズの長時間使用
目の疲れや寝不足

目の疲れによる充血は、目に酸素や栄養を運ぼうとする働きで血流量が増え、血管が拡張することで起こります。

毛様充血|黒目の周辺部が赤くなる

毛様充血は、黒目の周辺が網目状に赤くなる状態です。

黒目から離れるほど赤色は薄れ、まぶたの裏側までは充血しないのが特徴です。 結膜充血と比べ、目の深層で青紫色を帯びた充血が起こります。
涙は出ても目やには出ないことが多く、強い痛みを伴う場合があります。

主な原因は以下の通りです。
角膜に傷がついて細菌や真菌が感染する角膜炎
虹彩・毛様体・脈絡膜の炎症によるぶどう膜炎
リウマチなどの全身性疾患による強膜炎
急性閉塞隅角緑内障

毛様充血は重篤な疾患が隠れている可能性があり、早めの受診が必要です。

片目だけの充血で考えられる原因

片目だけが充血する場合、いくつかの原因が考えられます。 症状の特徴を知ることで、適切な対処につながります。

細菌性結膜炎|黄色い目やにが特徴

細菌性結膜炎は、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌など身の回りに存在する細菌が原因で起こります。粘り気のある黄色や黄緑色の目やにが増えるのが特徴です。

普段は涙によって細菌が排出されますが、体調不良や睡眠不足で抵抗力が下がると発症しやすくなります。片目だけに発症することが多く、適切な抗菌点眼薬により短期間で改善が期待できます。

ただし、耐性菌や重症例では視力に影響する場合もあるため、症状の程度に応じて速やかに治療を開始することが大切です。

ウイルス性結膜炎|感染力が非常に強い

ウイルス性結膜炎は、アデノウイルスなどが原因で起こる結膜炎です。 非常に感染力が強く、学校・職場・家庭内で広がることがあります。

代表的なタイプは以下の通りです。
はやり目(流行性角結膜炎)|潜伏期は7~10日
プール熱(咽頭結膜炎)|発熱や喉の痛みを伴う

サラサラとした透明な目やにが出ることが多く、涙が増えたと感じることもあります。治るまで時間がかかることがあり、学校や会社を休む必要が出ることもあります。

当院では、感染拡大防止のための指導や休校・休職証明書の発行も対応しています。

アレルギー性結膜炎|かゆみが強い

アレルギー性結膜炎は、花粉・ハウスダスト・ダニ・ペットの毛などが原因で起こります。
かゆみが強く、涙目や充血が起こるのが特徴です。人にうつる心配はありませんが、季節性(花粉症)と通年性があります。

透明から白色の目やにが両目に続く場合が多いですが、片目だけに症状が出ることもあります。 症状や季節に応じて、抗アレルギー薬・ステロイド点眼薬など最適な治療を組み合わせて提案します。

結膜下出血|白目が真っ赤になる

結膜下出血は、目の表面の毛細血管が破れて出血した状態です。
白目部分がべったりと真っ赤に染まるため、驚いて受診される方も少なくありません。

主な原因は以下の通りです。
咳やくしゃみ
過度の飲酒
ドライアイ
高血圧などの内科的な病気

痛みや視力の低下は起きないことがほとんどですが、目に異物感が生じることがあります。
多くの場合、片目で発症し、1~2週間で自然治癒します。 ただし、何度も繰り返す場合は眼科を受診しましょう。

こんな症状があったら早めに受診してください

目の充血が何日も続く場合や、以下のような症状がある場合は、早めの受診が必要です。

すぐに眼科を受診すべき症状

目やにが急に増えた
白目が強く赤い
片目だけ、もしくは両目に症状が続く
視界がかすむ・痛みがある
家族や職場に結膜炎の人がいる
強い痛みを伴う充血
光を眩しく感じる
視野が欠けている、狭くなっている

特に毛様充血の場合、角膜に傷がついていたり、重篤な疾患が隠れていることもあります。悪化すると失明する可能性もあるため、早めの受診がおすすめです。

視野の状態は片目ずつチェック

視野の状態については、片目ずつチェックすることが大切です。
反対側の目で視野が補われ、両目で見た時には視野障害に気づけないことがあるからです。 片目を隠して、もう片方の目で見え方を確認してみてください。

自宅でできる対処法と予防策

軽い充血の場合、自宅でのケアで改善することもあります。 ただし、症状が続く場合は必ず眼科を受診してください。

目を休める

寝不足や目の使い過ぎが原因の場合、しっかりと休むことが大切です。

スマホやパソコンの長時間使用、TVゲーム、近い距離での読書・勉強など、日常生活には目の充血のリスク因子がたくさんあります。 目も身体と同じように、休息・休養が必要です。

コンタクトレンズは一時的に中止

コンタクトレンズの長時間使用は、目が乾燥して充血を促進します。充血がある時は、装用時間を短くしたり、メガネに切り替えることをおすすめします。

手が不衛生な状態でコンタクトレンズを触ると、目の充血や炎症を引き起こすため注意が必要です。

感染を広げないための注意点

ウイルス性結膜炎や細菌性結膜炎の場合、感染を広げないための対策が重要です。
こまめな手洗いの徹底
目をこすらない
タオルや洗面器を共有しない
他人の点眼薬を使用しない
プール利用時のゴーグル着用

ウイルス・細菌は「手→目」で感染することが多いため、手洗いが特に大切です。

梅の木眼科クリニックでの結膜炎治療

梅の木眼科クリニックでは、結膜炎の原因を見極めた適切な治療を提供しています。

迅速かつ丁寧な検査と診断

結膜炎は、細菌性・ウイルス性・アレルギー性など原因がさまざまです。 症状が似ていても、原因によって治療がまったく異なるため、自己判断は危険です。

当院では、患者様の症状や生活背景もしっかり伺い、迅速かつ丁寧に検査し、正確な診断に基づく治療を行います。

原因に応じた最適な治療方針

細菌性結膜炎の場合、症状の程度に応じて速やかに抗菌点眼薬による治療を開始します。

ウイルス性結膜炎の場合、感染拡大防止のための指導や休校・休職証明書の発行も対応いたします。

アレルギー性結膜炎の場合、症状や季節に応じて、抗アレルギー薬・ステロイド点眼薬など最適な治療を組み合わせてご提案します。

丁寧な説明で不安を解消

症状の特徴、治療期間の目安、日常生活での注意点など、患者様が安心して治療に専念できるよう丁寧にご説明します。

「少し赤いだけだから…」「そのうち治ると思って…」といった判断で来院が遅れると、悪化したり周りにうつしてしまうことがあります。
特に強い充血・大量の目やに・片目だけの急な症状は、早めの受診が必要です。

まとめ|片目の充血は早めの対処が大切

片目だけの充血は、さまざまな原因で起こります。
一時的な疲れや寝不足であれば、しっかりと休むことで改善しますが、症状が続く場合や目やに・痛みを伴う場合は注意が必要です。

結膜充血と毛様充血では原因も対処法も異なり、特に毛様充血の場合は重篤な疾患が隠れている可能性があります。 早めに診断をつけることで、治療も早く進み、周囲への感染も防げます。

梅の木眼科クリニックでは、患者様の目を守るために迅速な診断と適切な治療を心がけています。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

あなたの大切な目の健康を、私たちと一緒に守っていきましょう。

【著者情報】熊谷悠太

日本眼科学会認定眼科専門医
2003年 聖マリアンナ医科大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学病院眼科学教室入局
2009年 聖マリアンナ医科大学大学院博士課程修了、桜ヶ丘中央病院眼科部長
2016年 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院眼科主任医長
2019年 梅の木眼科クリニック開院

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