医療法人柔敦

老眼矯正手術後の白内障手術〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

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老眼矯正手術後の白内障手術〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

老眼矯正手術後の白内障手術〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

2025/06/29

梅雨とは思えない、真夏のような天気が続いており、梅雨明けしたのでは?と思ってしまいますね。

当院の道路を挟んだ目の前は消防署なのですが、よく救急車が出動している音が聞こえるたびに、誰かが熱中症になったのかと心配になる今日この頃です。

眼科にいらっしゃっている患者様で最近多いのは目の痒みです。エアコンを使い始めることで埃が舞ったり、雑草の花粉で痒くなったりと意外とアレルギーが出やすい時期ですので、痒みが強くなる前にご来院いただければと思います。

さて、今回は少し症例のご紹介をしたいと思います。皆様カムラインレー(KAMRA inlay)というのは聞いたことありますでしょうか?

カムラインレーは、加齢により近くが見えにくくなる「老眼」を矯正するために角膜内に黒い丸いシートを挿入する手術です。老眼が矯正できる原理は、ピンホール効果によるものです。これは「小さな穴を通して見ると、焦点深度(ピントの合う距離)が深くなり、ぼやけが減る」という視覚的現象です。手で小さい穴を作りそこから覗くとよく見えるというのと同様の原理と思ってください。

手術はLASIKと同様に角膜の表面を削ってフラップを作成し、そこにシートを乗せてフラップを閉じて終了になります。(当院では行なっておりませんことをご了承ください)

コントラストが低下したり、夜間に見づらかったりすることがあるため、基本的には片眼に挿入することが多いようで、今回の患者様も片眼だけ挿入されていました。

インレーの手術と直接的な関係はないのですが、徐々に視力が落ちてきて、運転に支障があるとのことでご相談にいらしていただいたのですが、LASIK手術後、しかもインレーが入っている状態ですと以前の視力や状態がわかりません。(詳しくは以前のブログ-レーシック手術後の白内障手術はなぜ注意が必要なのか-をお読み下さい)ですので、術後、ご希望の視力に狙ったように合うのかが一番の懸念点でした。

元々老眼が嫌でインレーを入れる手術をされているので、多焦点眼内レンズをご希望されていましたが、インレーを除去するわけではないので、単焦点眼内レンズでコントラスト感度を落とさないことで

はっきり見やすくすることをお勧めさせて頂きました。

 

インレーが入っていると、白内障手術はやや難易度が上がります。なぜならインレーが入っている部分は黒くなっているため見えないからです。角膜に混濁がある場合も同様ですが、見えないところで機械を操作するのは危険を伴いますので、手術は少しでも器具が見やすいところで慎重に進める必要があります。慎重に行う分、通常よりも少し時間がかかりましたが順調に手術は終了しました。

 

術後の見え方も遠方の視力はもちろん良好で、近方もインレーの効果で問題なく見える様になったとのことで喜んでいただけました。

以前レーシック手術や老眼矯正手術などをして、今少し白内障が出てきて見づらくなってお悩みの方も多くなってこられていると思います。ご参考になりましたら幸いです。

 

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梅の木眼科クリニック
住所 : 神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F
電話番号 : 045-371-2666


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