医療法人柔敦

2025年選定療養になる(なった)他焦点眼内レンズまとめ(横浜市 梅の木眼科クリニック)

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2025年選定療養になる(なった)他焦点眼内レンズまとめ
〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

2025年選定療養になる(なった)他焦点眼内レンズまとめ(横浜市 梅の木眼科クリニック)

2025/07/06

2025年、選定療養に加わる多焦点眼内レンズまとめ

いつもお読み頂きありがとうございます。梅雨がどこにいったのかと思うほど暑い日が続いています。

熱中症警戒アラートもすでに出始めているとのこと、皆様熱中症に注意してください。

さて、今回のお題は多焦点眼内レンズです。2025年は新しいコンセプトの多焦点眼内レンズが多く選定療養に加わってきています。選択肢は増えるのは良いことですが、どれを選んだら良いのか、なかなか難しくなっていくので、わかっている範囲でまとめておこうと思います。

ちなみに、現状で使用可能なものはこちらよりお読みください。

TECNIS PureSee

Johnson&johnson

ジョンソン&ジョンソンより発売されたピュアシーという眼内レンズです。EDOF(焦点拡張型)レンズで光学ロスがほぼないため、単焦点レンズ同等の高いコントラスト感度を維持し、ハローグレアも少ないのが特徴です。クラレオンVivityに近いコンセプトの眼内レンズですが、トーリックも利用可能なのが特徴です。

Acriva Trinova PRO

わかもと製薬

アクリバトリノバプロは3焦点眼内レンズです。

3焦点眼内レンズはレンズがギザギザにできているため異常光視現象が起きると言われていますが、正弦波回折パターンというやや表面をなだらかにしたことにより、ハローグレアを減らそうというコンセプトで作成されています。制作範囲も広いので、今まで近視が強くて多焦点眼内レンズを選びたくても度が足りなかった方でも選定療養で対応できる点が特徴です。トーリックレンズも対応です。

Gemetric/Plus

HOYA

以前ご案内したことのあるホヤ社が販売するジェメトリックという3焦点眼内レンズの兄弟のようなレンズです。(以前のブログはこちらよりお読みください)ジェメトリックは遠方の見え方が良いのですが、手元が見えづらいとのお声をいただくことが多いように感じていました。そこで、より近方が強いジェメトリックプラスとミックス&マッチすることで、両目で遠方から近方まで見える様にしようというコンセプトの様です。

 

FINEVISION Toric

BVI

BVI社のファインビジョン(以前のブログはこちら)は現在の3焦点眼内レンズの代表的なレンズの一つです。遠方も近方もよく見えると定評がある眼内レンズですが、トーリックレンズがないため乱視がある方にはおすすめができないレンズでした。秋にいよいよトーリックレンズが選定療養に加わるとのことで、より選択の適応が広がる予定です。

その他Clareon Vivityにも乱視用が出るとのことです。

多焦点眼内レンズのトレンドを見ると、遠方をよりはっきりし、不快現象を減らすことに重きを置いている眼内レンズが多い様に思います。不快現象を減らすには明視域を少なくする必要があるため、以前は30cm程度まで見えるようにと考えられていた近方部分を40cmくらいまでを見やすくするように設計されているものが多くなっています。どれが一番良いかというのは個人個人でかなり違ってきますし、同じ眼内レンズを同じように挿入しても、全ての人が満足できる眼内レンズは今のところないのが実際です。度数の調節が術後にできるレンズというのも少しづつ出てきてはいるので、多焦点眼内レンズもその様な方向になるのか否か、今後もトレンドに敏感でいないとなと思いました。

各レンズの詳しい情報は少しづつブログにアップしていきたいと思います。まずは簡単にご紹介とさせて頂きます。

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