医療法人柔敦

緑内障の検査は何をする?初めてでも安心できる検査の流れと痛み・所要時間の目安

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緑内障の検査は何をする?初めてでも安心できる検査の流れと痛み・所要時間の目安

緑内障の検査は何をする?初めてでも安心できる検査の流れと痛み・所要時間の目安

2026/05/10

緑内障の検査を受けるべき理由

緑内障は、40歳以上の約20人に1人が罹患する疾患です。

視神経が徐々に損傷され、視野が狭くなる病気として知られています。
初期には自覚症状がほとんどなく、知らないうちに進行することが特徴です・・・一度障害された神経は元に戻らないため、早期発見と進行を食い止める治療が重要となります。

緑内障による中途失明は、日本における失明原因の第1位です。しかし、早期発見と適切な治療により、生涯にわたり視力と視野を維持することが可能です。
40歳を過ぎたら症状がなくても定期的に検査を受けることが推奨されます。

出典 公益社団法人 日本眼科医会「よくわかる緑内障―診断と治療―」 (2022年)より作成

緑内障の検査は何をする?主要な6つの検査内容

緑内障の診断には、複数の検査を組み合わせて総合的に判断します。
検査を受けることによって、緑内障の種類や進行具合を診断し、さらに治療が始まってからは治療効果の判断を行います。痛みを伴う検査はありません。

眼圧検査・・・目の硬さを測定する

眼圧の検査方法には、眼に直接機械をあてて測定する方法(接触型)や、眼に圧縮した空気を送って測定する方法(非接触型)など、測定器によっていくつかの方法があります。

眼圧を下げることが緑内障治療の基本となりますので、重要な検査です。
眼圧は血圧のように、測る時間帯などによって一日の中でも低く出たり、高く出たりすることがあります。正常範囲は10~20mmHgとされています。

隅角検査・・・房水の出口の状態を確認する

検査用のコンタクトレンズを入れて隅角の状態を検査します。

隅角の状態で、病気の診断や、特に眼圧が高くなっている原因の特定、病型の判断に必要な検査です。隅角の状態を見ることで、緑内障治療のためにレーザーが必要かどうかもわかります。

眼底検査・・・視神経の状態を直接観察する

眼底(目の奥)や血管や網膜、視神経の状態を調べます。視神経乳頭のへこみの状態や、網膜神経線維層の欠損のあるなし、網膜の状態、出血の有無などを調べます。

眼底は体の中で唯一、直接観察できる血管です。この血管の状態を観察することで高血圧や糖尿病などの動脈硬化を引き起こす病気の状態を推測できます。

視野検査・・・見える範囲を詳しく調べる

見える範囲である視野を調べる検査です。まっすぐ前を見ている時に、上下左右前方、どの位の範囲が見えているかを調べます。

片目をカバーして、視野計の中心の固定点を見た状態で、小さな光指標が見つかるかどうかを調べます。光指標が見えたらボタンで合図します。
異なる明るさ・大きさの光を提示して、光が見える最小の輝度からその位置の感度を決定する静的視野検査が一般的です。

OCT検査・・・網膜や視神経の厚みを測定する

光干渉断層計により、視神経乳頭ならびに視神経線維層の厚みを計測します。目のエコー検査のようなものと考えてください。

神経乳頭や視神経線維層を形状解析を分析する装置により解析し、緑内障の進行度合いを見ます。今までの眼底検査では発見が難しかった初期の緑内障の発見もできるようになりました。

その他の検査・・・視力検査や細隙灯検査

視力検査や細隙灯検査、隅角検査などが行われます。これらの検査を組み合わせることで、緑内障の正確な診断と適切な治療方針の決定が可能になります。

検査の流れと所要時間の目安

緑内障の検査は、通常30分~60分程度で完了します。

ただし、目の状態や、他の病気の疑いなどがある場合は追加で検査が行われる場合があるため、時間には個人差があります。時間に余裕を持って受診することをおすすめします。

初診時の検査の流れ

初診時には、まず問診で症状や既往歴を確認します。その後、眼圧検査、眼底検査、視野検査などを順番に行います。

検査結果を総合的に判断し、緑内障の可能性が高い場合は、さらに詳しい検査を行う必要があります。場合によっては、入院して検査を行うこともあります。

定期検査の重要性

緑内障と診断された後は、定期的な検査が欠かせません。

眼圧の日内変動(1日のうちで一番眼圧が高くなるのは何時頃か、その時の眼圧は?日が変わると眼圧は変わるか?など)を調べたり、視野の検査(視野が欠けている位置を細かく確認します)を行ったりします。網膜の厚さや視神経の形などの検査(眼底の写真を撮って解析します)も定期的に実施します。

検査の痛みはある?患者様の不安を解消

緑内障の検査は、基本的に痛みを伴いません。
眼圧検査では、眼に圧縮した空気を送る非接触型の場合、一瞬の風圧を感じる程度です。接触型の場合も、点眼麻酔を使用するため痛みはありません。

隅角検査では検査用のコンタクトレンズを装着しますが、こちらも点眼麻酔を使用するため、不快感は最小限に抑えられます。視野検査やOCT検査は、光を見つめるだけの検査なので、全く痛みはありません。

検査に対する不安がある方は、遠慮なく医師やスタッフにお伝えください。丁寧に説明しながら検査を進めますので、安心して受診していただけます。

検査にかかる費用の目安

緑内障の検査は保険適用です。

緑内障検査にかかる費用の目安は、自己負担金3割の方でおよそ2,000円~3,000円となります。
目の状態や、他の病気の疑いなどがある場合は追加で検査が行われる場合があるため、費用には個人差があります。

詳しい検査が必要な場合や、治療方針を決定するための検査では、費用が変わることがあります。不明な点がある場合は、受付や医師に遠慮なくお尋ねください。

梅の木眼科クリニックの緑内障検査と治療

梅の木眼科クリニックでは、眼圧検査、眼底検査、視野検査、眼底3次元画像解析(OCT)により早期発見と定期検査を実施しています。

専門的な検査機器を完備

当院では、専門的な検査機器(眼圧検査、眼底検査、視野検査、OCT)を完備しています。
患者様一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療方針を提案し、丁寧な説明と患者様・ご家族様との相談を重視しています。

点眼治療からレーザー治療まで対応

緑内障の治療で唯一エビデンス(データ上の根拠)があるものは眼圧を下げることです。

当院では、点眼治療、SLTレーザー治療、白内障手術の際のMIGS(小切開緑内障手術)の併用に対応しております。SLTレーザー治療は3割負担の方で約30,000円です。
レーザー治療は痛みも少なく日帰りで実施可能で、必要時は当日対応できる体制を整えています。

患者様の生活の質を守るための早期発見・治療を重視した診療を提供しています。緑内障で困られていたり、ご不安に思われている際にはぜひともご相談ください。

まとめ・・・40歳を過ぎたら定期的な検査を

緑内障は、日本において40歳以上の有病率は5%と決して少なくない病気ですが、初期の段階では自覚症状がない場合がほとんどです。

症状が出て気付いたころには進行していることも少なくない怖い病気です。緑内障によって一度傷ついた視神経は元に戻ることはありません。

緑内障の治療は、点眼薬、レーザー治療、手術などさまざまな方法がありますが、治療の目的はあくまでも症状の進行や悪化を防ぐためのものであり、視力を回復したり視野を広げたりすることはできません。

緑内障は定期的な検査で、早期に発見、治療を開始できれば生涯にわたり視力と視野を維持することが可能です。40歳を過ぎたら症状がなくても定期的に検査を受けましょう。

緑内障の検査や治療について、詳しくは梅の木眼科クリニックの緑内障ページをご覧ください。専門医が丁寧にご相談に応じます。

【著者情報】熊谷悠太

日本眼科学会認定眼科専門医
2003年 聖マリアンナ医科大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学病院眼科学教室入局
2009年 聖マリアンナ医科大学大学院博士課程修了、桜ヶ丘中央病院眼科部長
2016年 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院眼科主任医長
2019年 梅の木眼科クリニック開院

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