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白内障は手術しないと治らない?目薬で進行を抑えられるのかを解説

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白内障は手術しないと治らない?目薬で進行を抑えられるのかを解説

白内障は手術しないと治らない?目薬で進行を抑えられるのかを解説

2026/07/13

白内障とは何か?なぜ目が見えにくくなるのか

白内障とは、目のレンズの役割を担う「水晶体」が白く濁ることで、視力が低下したり視界がかすんだりする病気です。加齢が最大の原因ですが、アトピー性皮膚炎・糖尿病・紫外線なども発症に関わります。

水晶体の中にあるタンパク質が変性・不溶化することで混濁が進みます。一度濁ったタンパク質は自然には元に戻りません。これが「目薬だけでは完治しない」理由の核心です。

発症率は年齢とともに急上昇します。
健達ねっとの調査によると、50歳代で37〜54%、60歳代で66〜83%、70歳代で84〜97%、80歳以上ではほぼ100%の方に症状が見られます。白内障は誰もが向き合う可能性の高い病気です。

主な症状は以下の通りです。
目がかすむ・ぼやける
視力の低下
光をまぶしく感じる
ものが二重に見える
眼鏡の度数が合わなくなる
目が疲れやすい

目薬で白内障の進行を抑えられるのか?効果と限界

目薬(点眼薬)は、白内障の進行を「遅らせる」効果が期待できますが、水晶体の濁りを透明に戻すことはできません。あくまでも進行抑制が目的であり、完治薬ではありません。

点眼治療が適応となるのは主に初期段階の白内障です。
日常生活に支障がない場合は、まず点眼治療で経過を観察します。白内障がある程度進行して日常生活に支障が出てきた場合は、手術の対象となります。

目薬が効果を発揮しやすい条件とは?

白内障のタイプによっては初期の状態でも目薬の効果がない場合があります。定期的な経過観察と眼科専門医による診断が欠かせません。

白内障の目薬にはどんな種類があるのか?

白内障の点眼治療に使われる目薬は主に2種類です。
どちらも厚生労働省に認可された処方薬であり、医師の指示のもとで使用します。

ピレノキシン製剤(カタリンなど)

ピレノキシン製剤は、白内障の原因となる「キノイド物質」の成長を抑え、水晶体が混濁するのを防ぐ薬です。

主な副作用として、眼瞼炎・接触皮膚炎・結膜炎・眼刺激感・眼そう痒感・霧視などが報告されています。
副作用が現れた場合は点眼を中止すれば改善しますが、白目が赤くなる・顔が赤くなるなどの症状があれば医師に相談してください。

グルタチオン製剤(タチオンなど)

グルタチオン製剤は、抗酸化物質である「グルタチオン」を補う目薬です。
白内障が進行するとグルタチオンが減少し、不溶性タンパク質が増加して水晶体が濁ります。グルタチオンを補うことで水晶体の透明性を維持し、進行を抑える効果が期待できます。

副作用として眼刺激感・結膜充血・眼そう痒感・一過性霧視などが現れる場合があります。刺激感や充血が見られた場合は、使用を中止して医師に相談しましょう。

目薬だけでは不十分なのはなぜか?手術が必要になる理由

目薬は進行を「遅らせる」だけであり、すでに濁った水晶体を透明に戻す力はありません。白内障が進行すると、点眼治療では視力の回復も維持も難しくなります。

根本的な治療は、濁った水晶体を取り除き、人工の「眼内レンズ」を挿入する手術です。
現在の白内障手術は「超音波乳化吸引術」が主流で、超音波で水晶体の中身を砕いて吸引し、折り畳んだ眼内レンズを挿入します。手術時間は約10分程度と短く、点眼麻酔によりほとんど痛みを感じません。

梅の木眼科クリニックでは、手術翌日からほとんど通常の日常生活を送ることが可能です。
創口は縫合不要で自己閉鎖するため、身体的・時間的・経済的な負担を最小限に抑えた手術を提供しています。

手術を受けるタイミングの目安は?

白内障の程度に関わらず、以下のような症状が現れたら手術を検討するタイミングです。

メガネが合わなくなった
老眼鏡をかけても新聞が読みにくい
車の運転が不安になった
趣味や日常生活に支障を感じる
まぶしさや二重視が気になる

梅の木眼科クリニックでは、患者様一人ひとりの生活スタイルやご事情に合わせて手術のタイミングを決定しています。
白内障の程度を問わず手術できる体制を整えており、早期から進行例まで幅広く対応しています。

白内障手術ではどんな眼内レンズを選べるのか?

白内障手術で挿入する眼内レンズには、大きく分けて「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類があります。どちらを選ぶかで術後の見え方が大きく変わります。

単焦点眼内レンズとは?

単焦点眼内レンズは、ピントが合う距離が1点のみのレンズです。
遠方重視の場合:遠くははっきり見えますが、近くを見るときは老眼鏡が必要になります。
近方重視の場合:手元の作業は楽になりますが、遠くを見るときは近視用メガネが必要です。

健康保険が適用されるため、費用を抑えたい方に選ばれています。

多焦点眼内レンズとは?

多焦点眼内レンズは、遠方・中間・近方など複数の距離にピントを合わせられるレンズです。「できるだけメガネを使いたくない」というニーズに応えるために開発されました。

老眼鏡への抵抗がある方や、仕事・趣味でメガネなしの生活を希望する方に適しています。
梅の木眼科クリニックでは、患者様の目の状態・ライフスタイル・希望の見え方に応じて十分な説明を行ったうえでレンズを決定しています。

白内障手術後の目薬はいつまで続けるのか?

白内障手術後は、感染症の予防と炎症の抑制を目的として点眼薬が処方されます。術後の点眼は一般的に約3ヵ月間継続することが推奨されています。
術後に処方される目薬は主に3種類です。
抗菌薬(ベガモックスなど):細菌感染を防ぐニューキノロン系抗菌薬。術後眼内炎を予防します。
ステロイド系抗炎症薬(リンデロンなど):手術による炎症の赤み・かゆみを抑えます。
非ステロイド系抗炎症薬(ブロナックなど):嚢胞様黄斑浮腫(網膜のむくみ)の発症を抑えます。

術後1週間は感染リスクが最も高い時期です。1日3〜5回の点眼を欠かさず続けてください。自己判断で中止すると炎症や感染症のリスクが高まります。必ず医師の指示に従いましょう。

横浜市保土ヶ谷区で白内障手術を受けるなら梅の木眼科クリニックへ

梅の木眼科クリニックは、神奈川県横浜市保土ヶ谷区に位置し、相鉄線西谷駅からアクセス良好な眼科クリニックです。院長・熊谷悠太は日本眼科学会認定の眼科専門医であり、杏林大学付属病院などで手術の研鑽を積んだ豊富な経験を持ちます。

日帰り白内障手術に対応しており、手術時間は約10分程度です。点眼麻酔によりほとんど痛みはなく、手術翌日からほとんど通常の日常生活を送ることができます。
単焦点・多焦点の両眼内レンズに対応し、患者様のライフスタイルに合わせた最適な選択をサポートします。

白内障以外にも、緑内障・糖尿病網膜症・加齢黄斑変性・網膜硝子体手術・眼瞼下垂など幅広い眼科疾患に対応しています。小さなお子様からご高齢の方まで、地域に寄り添う医療を提供しています。

「目がかすむ」「メガネが合わなくなった」「まぶしさが気になる」といった症状がある方は、まずお気軽にご相談ください。

梅の木眼科クリニック 白内障のページから詳細をご確認いただけます。

よくある質問

白内障は目薬だけで治りますか?

目薬だけで白内障を完治させることはできません。
点眼薬は初期段階の進行を遅らせる効果が期待できますが、濁った水晶体を透明に戻す力はなく、根本治療には手術が必要です。

白内障の目薬はどんな種類がありますか?

主にピレノキシン製剤(カタリンなど)とグルタチオン製剤(タチオンなど)の2種類があります。どちらも医師の処方が必要な点眼薬で、初期白内障の進行抑制を目的として使用されます。

目薬はいつから使い始めるのが効果的ですか?

白内障の初期段階、日常生活に支障がない時期から使い始めるのが効果的です。水晶体の混濁が20%以下の早期に使用することで、進行を遅らせる効果が期待できます。

白内障手術はいつ受ければよいですか?

メガネが合わなくなった・車の運転が不安・趣味や日常生活に支障が出てきたタイミングが目安です。白内障の程度よりも、患者様の生活への影響を基準に判断することが重要です。

白内障手術の痛みはありますか?

点眼麻酔を使用するため、ほとんど痛みはありません。手術時間は約10分程度と短く、日帰りで受けることができます。

単焦点と多焦点の眼内レンズはどちらがよいですか?

生活スタイルや希望によって異なります。費用を抑えたい方や一定距離での見え方を重視する方は単焦点、メガネなしで遠近両方見たい方は多焦点が向いています。医師と相談して決めましょう。

白内障手術後、目薬はいつまで続けますか?

一般的に術後約3ヵ月間の点眼が推奨されています。術後1週間は感染リスクが最も高く、1日複数回の点眼が必要です。自己判断で中止せず医師の指示に従ってください。

白内障は若い人でも発症しますか?

加齢が主な原因ですが、アトピー性皮膚炎・糖尿病・紫外線などの影響で若年層でも発症するケースがあります。
気になる症状があれば年齢に関わらず眼科を受診することをおすすめします。

白内障手術後はすぐに日常生活に戻れますか?

手術翌日からほとんど通常の日常生活を送ることができます。ただし、術後1週間は感染予防のため洗顔・洗髪や目をこする行為は避けてください。

梅の木眼科クリニックはどこにありますか?

神奈川県横浜市保土ヶ谷区に位置し、相鉄線西谷駅からアクセス良好です。
日帰り白内障手術に対応しており、日本眼科学会認定の眼科専門医が診療を行っています。

結論

白内障は目薬だけでは完治せず、根本治療には手術が必要です。
初期段階ではピレノキシン製剤やグルタチオン製剤の点眼薬で進行を遅らせることができますが、日常生活に支障が出てきたら手術を検討するタイミングです。
手術は約10分・日帰り・ほぼ無痛で受けられ、翌日から通常生活に戻れます。

「メガネが合わない」「運転が不安」と感じたら、まず眼科専門医に相談することをおすすめします。

【著者情報】熊谷悠太

日本眼科学会認定眼科専門医
2003年 聖マリアンナ医科大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学病院眼科学教室入局
2009年 聖マリアンナ医科大学大学院博士課程修了、桜ヶ丘中央病院眼科部長
2016年 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院眼科主任医長
2019年 梅の木眼科クリニック開院

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