医療法人柔敦

目やにが多いのはなぜ?考えられる原因と眼科を受診する目安

お問い合わせはこちら

目やにが多いのはなぜ?考えられる原因と眼科を受診する目安

目やにが多いのはなぜ?考えられる原因と眼科を受診する目安

2026/11/07

朝起きたら目やにで目が開かない、日中もしょっちゅう目やにが気になる——そんな経験、一度はあるのではないでしょうか。

実は、目やにの色・量・質感は、目の状態を知る大切なサインです。白くてネバネバしている、黄緑色でべったりしている、透明でサラサラしているなど、その特徴によって考えられる原因は異なります。「ちょっと多いだけだから」と放置してしまうケースも多いのですが、なかには早めに眼科を受診したほうがよい状態が隠れていることもあります。

この記事では、目やにが多くなる主な原因を種類・症状別にわかりやすく整理し、自分でできるケアの方法や、受診の目安についてもご説明します。

  • ✅ 目やにの色・質感で何がわかるのか
  • ✅ 目やにが多くなる原因と対処のポイント
  • ✅ 眼科への受診が必要なサインと受診のタイミング
📋 この記事の目次

そもそも目やにとは? 正常な量はどれくらい?

目やには誰にでもある自然な分泌物

目やには、目の粘膜(結膜)から分泌される粘液や、涙の成分、古い細胞、ほこりなどが混ざり合ったものです。目の表面を守るために日々つくられており、健康な目にも少量の目やには存在します。

通常、起床後に目のふちに少量の乾いた目やにがつく程度は生理的な範囲とされています。量が多い・ネバネバしている・色が濃い・日中も頻繁に出るといった変化があるときは、目の状態が変わっているサインかもしれません。

「朝だけ多い」「日中も出続ける」で意味が違う

朝起きたときだけ目やにが多く、日中は特に気にならないという場合は、睡眠中に分泌物が自然にたまっているだけのこともあります。

一方で、日中も目やにが続く・量が急に増えた・かゆみや充血を伴うといったケースでは、何らかの目の疾患が関わっている可能性が高くなります。こうした変化があったときは、早めに眼科へ相談することが大切です。

目やにの色・質感でわかる原因のサイン

目やにの見た目は、目のトラブルを判断する手がかりになります。以下のポイントを参考に、ご自身の目やにの状態を確認してみてください。

Point 01|黄色・黄緑色の目やに(ドロっとしている)
細菌性結膜炎のサインであることが多い

黄色や黄緑色でドロっとした目やには、細菌が原因の結膜炎でみられやすい特徴です。充血・まぶたの腫れ・目のゴロゴロ感を伴うことが多く、症状が進むと目やにでまぶたがくっついてしまうこともあります。自然に改善するケースもありますが、抗菌薬の点眼が必要になることが多く、早めの受診が望まれます。

Point 02|白い・糸を引くような目やに(ネバネバしている)
アレルギー性結膜炎やドライアイでよくみられる

白くてネバネバした糸を引くような目やには、アレルギー性結膜炎またはドライアイで多くみられます。アレルギーの場合は強いかゆみや充血を伴うことが多く、花粉の季節や特定の環境で悪化するのが特徴です。ドライアイでは、涙の質が低下することで目やにがネバネバしやすくなる場合があります(個人差があります)。

Point 03|透明・サラサラした目やに(量が多い)
ウイルス性結膜炎・アレルギー・ドライアイなど

透明でサラサラした目やにが多い場合は、ウイルス性の結膜炎(流行性角結膜炎など)、アレルギー性結膜炎、またはドライアイが考えられます。ウイルス性の場合は感染力が非常に強いため、目をこすった手で他のものを触らないなど、周囲への感染予防が重要です。

▶ 一般眼科・メガネ・コンタクト処方について詳しくはこちら

目やにが多い主な原因と疾患

① 細菌性結膜炎

細菌が目の結膜に感染することで起こる炎症です。黄色〜黄緑色のドロっとした目やにが特徴で、朝起きたときにまぶたがくっついてしまうほど大量に出ることもあります。充血・まぶたの腫れ・異物感などの症状を伴うことが多く、点眼治療が必要です。

原因菌の種類によって治療に使う点眼薬も異なるため、自己判断でケアを続けるよりも、眼科で適切な診察を受けることが大切です。

② ウイルス性結膜炎(流行性角結膜炎など)

ウイルスが原因の結膜炎で、透明〜白っぽいサラサラした目やにが大量に出るのが特徴です。いわゆる「はやり目」として知られる流行性角結膜炎(EKC)は感染力が強く、学校や職場など集団での感染が広がりやすいため注意が必要です。

細菌性と異なり抗菌薬は効果が期待しにくいため、症状の緩和と二次感染の予防が治療の中心となります。回復までに1〜2週間程度かかることが多く、個人差があります。

③ アレルギー性結膜炎

花粉・ハウスダスト・ペットの毛などのアレルゲンが目の粘膜に触れることで起こる結膜炎です。目のかゆみ・充血・白くてネバネバした目やにが特徴的で、春の花粉シーズンや特定の環境で症状が悪化します。

抗アレルギー点眼薬や抗ヒスタミン薬などによる治療が有効で、日常生活でのアレルゲン対策と合わせてコントロールしていくことが大切です。

④ ドライアイ

「涙が少なければ目やには出ないのでは?」と思う方も多いですが、実はドライアイでも目やには増えることがあります。涙の量や質が低下すると目の表面が乾燥し、それを補おうと粘液の分泌が増えるため、白くてネバネバした目やにがたまりやすくなります(個人差があります)。

スマートフォンやパソコンを長時間使用する方、コンタクトレンズを常用している方に多くみられます。

⑤ 麦粒腫(ものもらい)・霰粒腫(さんりゅうしゅ)

まぶたの脂腺や汗腺に細菌が感染して起こる麦粒腫(ものもらい)でも、黄色い目やにが出ることがあります。まぶたが赤く腫れて痛みを伴うのが特徴です。霰粒腫はまぶたの中に脂が詰まった状態で、慢性的な炎症が起きているときに目やにが出ることがあります。

⑥ 新生児・乳幼児の目やに(鼻涙管閉塞など)

赤ちゃんや小さなお子さんに目やにが多い場合、鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)が原因のことがあります。涙が流れる管(鼻涙管)が生まれつき細いか詰まっているために、涙や分泌物がうまく流れず、目やにとして溜まる状態です。鼻詰まりなどでも目脂が多くなりますが、多くは成長とともに改善されます。しかし、症状が続く場合は小児眼科での診察、治療が望まれます。

⚠ こんな目やには早めに眼科へ

  • 目やにの量が急に増えた
  • 黄緑色・膿のような色の目やにが出ている
  • 強い充血・痛み・視力の変化を伴っている
  • 子どもの目やにが何日も続いている
  • 片目だけ目やにが多い・くっついてしまう

▶ 一般眼科・メガネ・コンタクト処方について詳しくはこちら

目やにへの対処法——自分でできるケアと注意点

目やにをやさしく取り除く方法

目やには、清潔なガーゼや市販の目元用ウェットシートなどを使い、目のふちをこすらずやさしく拭き取るのが基本です。ティッシュの繊維が目に入ると刺激になることがあるため、やわらかい素材を選びましょう。

目やにで上下のまぶたがくっついてしまっているときは、無理に開こうとせず、ぬるま湯で濡らしたコットンを目の上に少し当ててからやさしく取り除くと刺激が少なく済みます。

やってはいけないNG行動

目やにが気になるからといって、目をこするのはNGです。手に付着した雑菌が目に入ったり、角膜を傷つけたりするリスクがあります。感染性の結膜炎の場合は、目をこすった手で他のものを触ることで家族や周囲への感染が広がることもあります。

また、市販の目薬(点眼薬)を何日使っても改善が見られない場合は、自己判断での使用を続けずに眼科を受診することをおすすめします。

よくある誤解:「目やには拭けば大丈夫」は注意が必要

「目やにをきれいに拭いていれば大丈夫」と思っている方も多いですが、目やにはあくまでも症状のひとつにすぎません。原因となっている疾患そのものを治療しなければ、目やには繰り返し出続けます。特に細菌性やウイルス性の結膜炎は、適切な治療なしには長引いたり、悪化したりすることもあります。「多いかな?」と感じたら、早めに眼科に相談することが目の健康を守るうえで大切です。

WEB問診はこちら

📄 関連記事
LINE友達登録

梅の木眼科クリニックが目やにの診療で大切にしていること

横浜市保土ケ谷区の梅の木眼科クリニックでは、「街のかかりつけ眼科」として、目やにをはじめとする目のお悩みに幅広く対応しています。

  • 🔬 院内で精密検査が完結
    OCT・細隙灯顕微鏡をはじめとする先進検査機器を院内に完備。大きな病院に行かなくても、原因の特定につながる精密な検査を受けていただけます。
  • 👶 小さなお子様も安心の小児眼科対応
    視能訓練士(ORT)が常勤しており、乳幼児の目やにや斜視・弱視の検査にも丁寧に対応しています。「子どもが目を気にしている」「乳児の目やにが続いている」といったお悩みもお気軽にご相談ください。
  • 🏥 外来から手術まで一貫対応
    一般的な結膜炎の治療から、手術が必要な眼疾患まで同じクリニックで一貫して対応できる体制を整えています。院内2階に専用手術室を備え、幅広い治療を日帰りで行っています。
  • 🚌 通いやすいアクセス・便利な事前問診
    バス停「梅の木」の目の前に位置し、専用駐車場も完備。LINE公式アカウントや事前WEB問診にも対応しており、受診の際のストレスを少なくする工夫をしています。
👨‍⚕️ 院長 熊谷 悠太(くまがい ゆうた)より

「目やにが増えた」というお悩みは、一見ちょっとしたことのように思えますが、なかには早めに対処が必要な状態が隠れていることもあります。病気のことだけでなく、患者様のさまざまなお話をうかがいながら、その方に合った治療をご提案することを大切にしています。「たいしたことないかも」と思わず、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。神奈川県横浜市保土ケ谷区の地域に根ざした眼科として、皆様の目の健康を一緒に守っていきたいと思っています。

よくあるご質問(目やに・目のお悩みについて)

Q 目やにが多いだけで眼科を受診してもいいですか?
A もちろんです。目やにが多いこと自体が、目の状態を示すサインになっていることがあります。「受診するほどでもないかも」と思われている方でも、どうぞお気軽にご相談ください。目の状態を確認することで、早期発見・早期対応につながることがあります。
Q 子どもの目やにが続いています。何が原因でしょうか?
A お子さんの場合、鼻涙管閉塞・結膜炎・アレルギーなど、さまざまな原因が考えられます。特に乳幼児の目やには鼻涙管閉塞が原因のことも多く、多くは成長とともに改善されますが、症状が続く場合は小児眼科での診察をおすすめします。当院には視能訓練士(ORT)が常勤しており、小さなお子様の検査にも丁寧に対応しています。
Q 目やにをやさしく拭いていれば、しばらく様子を見てもいいですか?
A 目やにを拭くことは症状の緩和には役立ちますが、原因となっている疾患が改善されるわけではありません。数日間様子を見ても改善しない場合や、充血・痛み・視力の変化を伴う場合は、早めに眼科を受診することをおすすめします。特に黄緑色のドロっとした目やにや、量が急激に増えた場合はできるだけ早めにご相談ください。

📝 この記事のまとめ

  • ✅ 目やには色・量・質感によって原因が異なり、黄緑色は細菌性、白いネバネバはアレルギー・ドライアイのサインであることが多い
  • ✅ 目やにが多い主な原因は、細菌性結膜炎・ウイルス性結膜炎・アレルギー性結膜炎・ドライアイ・ものもらい・鼻涙管閉塞など
  • ✅ 目をこすること・自己判断での市販薬の長期使用は避け、症状が続く場合は早めに眼科を受診することが大切
  • ✅ 乳幼児の目やにや、大人でも充血・痛み・視力変化を伴う場合は特に早めの受診が望まれる
  • ✅ 目やにをきれいに拭くだけでは原因は改善しない。疾患そのものの治療が大切

目やにのお悩み、お気軽にご相談ください

目やに・充血・かゆみなど、目やまぶたに関するどんな些細なお悩みでも、横浜市保土ケ谷区の梅の木眼科クリニックへご相談ください。小さなお子様からご高齢の方まで、地域のかかりつけ眼科として一緒に目の健康を守るお手伝いをします。

WEB問診はこちら 🏥 クリニック詳細を見る

監修医師プロフィール

著者写真

熊谷 悠太(院長)

2003年
聖マリアンナ医科大学医学部卒業
聖マリアンナ医科大学病院眼科学教室入局
2009年
聖マリアンナ医科大学大学院
博士課程修了
桜ヶ丘中央病院眼科部長
2016年
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
眼科主任医長
桜ヶ丘中央病院非常勤
2019年
梅の木眼科クリニック開院

資格・所属学会:日本眼科学会認定/眼科専門医、身体障害者福祉法指定医(15条指定医)、視覚障害者用補装具適合判定医師研修会/受講修了、日本眼科学会

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。