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白内障で免許更新に通らないことはある?視力検査の基準と注意点

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白内障で免許更新に通らないことはある?視力検査の基準と注意点

白内障で免許更新に通らないことはある?視力検査の基準と注意点

2026/07/17

白内障で免許更新に通らないことはあるのか?

白内障が進行すると、免許更新の視力検査に通らないケースは実際に起こります。白内障による視力低下はゆっくり進むため、気づかないうちに基準を下回っていることも少なくありません。

白内障は目の中にある「水晶体」が濁ることで視力が低下する病気です。
白内障の主な症状はものがぼんやり見える・光がまぶしく感じる・視力がゆっくり低下するなどで、メガネで矯正しても視力が上がらない段階になって初めて眼科を受診するケースも多くあります。

免許更新の際に視力が足りないと判明し、そこで初めて白内障の進行に気づく方も少なくありません。
運転に不安を感じ始めたら、早めに眼科を受診することが大切です。

免許更新の視力検査基準はどのくらいか?

免許の種類によって必要な視力は異なります。普通免許の場合、両眼で0.7以上・片眼それぞれ0.3以上が必要です。

普通第一種免許・二輪免許・大型特殊免許など:両眼0.7以上かつ片眼それぞれ0.3以上。片眼が0.3未満の場合は、他眼の視野が左右150度以上かつ視力0.7以上であること
原付免許・小型特殊免許:両眼0.5以上(一眼が見えない場合は他眼の視野が左右150度以上かつ視力0.5以上)
大型第一種・中型(限定なし)・第二種免許など:両眼0.8以上かつ片眼それぞれ0.5以上

これらの視力はすべてメガネやコンタクトレンズによる矯正視力でも可です。ただし白内障が進行すると、メガネで矯正しても基準を満たせなくなることがあります。

片眼だけ白内障が進んでいる場合はどうなるか?

片眼の視力が0.3未満でも、もう一方の眼の視力が0.7以上かつ視野が左右150度以上あれば普通免許の更新は可能です。
ただし、両眼でバランスよく見える状態でないと運転中の距離感・危険察知に影響が出るため、視力基準をギリギリ満たしていても安全のために早期治療を検討することをお勧めします。

白内障が進むと視力検査でどのような問題が起きるのか?

白内障が進行すると、メガネで矯正しても視力が上がらなくなります。これが免許更新の視力検査で不合格になる直接の原因です。

特に夜間の対向車のヘッドライトが異常にまぶしく感じる・霧がかかったように見えるといった症状は、白内障の典型的なサインです。視力の数値だけでなく、こうした「見え方の質」の変化にも注意が必要です。

免許更新に間に合わなかった場合はどうすればよいか?

白内障が原因で免許が失効した場合でも、失効後6ヶ月以内であれば視力検査を受け直すことで再交付が受けられます。

免許失効を防ぐためのスケジュール管理

白内障手術には術前検査・カウンセリング・眼内レンズの選定・手術・術後の視力安定まで、ある程度の期間が必要です。以下の流れを参考に、余裕をもったスケジュールで眼科を受診することが大切です。

免許更新の有効期限を確認する(誕生日の1ヶ月前〜1ヶ月後の2ヶ月間が更新期間)
更新期限の3〜6ヶ月前を目安に眼科を受診し、白内障の進行度を確認する
手術が必要な場合は術前検査・眼内レンズ選定を経て手術日を決定する
手術後は視力が安定するまで(目安:術後1〜2週間)経過観察を行う
視力が安定したら免許更新の視力検査を受ける

手術後の視力回復には個人差があります。余裕をもって計画することで、失効リスクを大幅に減らすことができます。

白内障手術を受ければ免許更新は通るのか?

白内障手術で視力が回復すれば、多くの場合、免許更新の視力基準を満たせるようになります。
しかし、手術前に眼鏡を使用していた場合、度数が合わなくなっている可能性があります。その場合は眼鏡を作り直さないと免許更新ができない場合があります。

日本眼科医会によると、白内障手術は日本で年間約160万件実施されており、安全で身近な手術です。

当院(梅の木眼科クリニック)では、日帰り白内障手術に対応しています。
手術時間は約10分で、点眼麻酔によりほとんど痛みはありません。濁った水晶体の中身を超音波で砕いて取り除き、人工の「眼内レンズ」を挿入する手術(超音波乳化吸引術)で、創口は縫合せず自己閉鎖します。

手術翌日からほとんど通常の日常生活を送ることができ、術後1週間程度で視力が安定してきます。
ただし、術後すぐの運転は危険を伴うため、見え方が安定するまでの期間(目安:術後1週間程度)は運転を控えることが重要です。

単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズ、運転への影響は?

眼内レンズには「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類があります。運転免許の更新という観点では、どちらのレンズでも視力基準を満たすことは可能ですが、それぞれに特徴があります。

単焦点眼内レンズ:ピントが合う距離が1点のみ。遠方重視に設定すれば遠くがよく見えるため、運転に適した見え方になりやすい。近方は老眼鏡が必要になる場合がある
多焦点眼内レンズ:遠方・近方(または中間距離も含む)にピントが合い、メガネへの依存度を下げられる。ただし夜間にハロー(光の輪)やグレア(光のにじみ)が見えやすい場合があり、夜間運転への影響を感じる方もいる

当院では患者様の目の状態・ライフスタイル・希望する見え方に応じて、十分な説明のうえで使用するレンズを決定しています。運転が生活に欠かせない方は、その旨を診察時にお伝えください。

白内障手術後に運転を再開するタイミングはいつか?

白内障手術後の運転再開の目安は、術後1〜2週間程度で視力が安定してからです。ただし、担当医の許可を得てから再開することが原則です。

術後は術前と比べて見え方が変わります。特に眼内レンズの度数によって遠近感が変化するため、いきなり遠出するのではなく、近距離の運転から少しずつ慣らしていくことをお勧めします。

また、術後は点眼薬の使用が必要な期間があります。点眼薬の種類・回数・使用期間は患者様ごとに異なりますので、指示に従って継続してください。

白内障の進行を放置するとどうなるのか?

白内障を放置すると視力低下が進み、免許更新だけでなく日常生活全般に支障をきたします。最終的には手術以外に視力を回復する方法がなくなります。

白内障の進行を遅らせる点眼薬(ピレノキシン製剤など)は存在しますが、あくまで進行予防が目的であり、進行して視機能が低下した白内障には無効です。視力低下が日常生活に影響し始めたら、手術のタイミングを眼科専門医と相談することが重要です。

当院では白内障の程度を問わず手術できる体制を整えており、患者様一人ひとりの生活スタイルやご事情に合わせて手術のタイミングを決定しています。
「メガネが合わなくなった」「老眼鏡をかけても新聞が読みにくい」「車の運転が不安」といった症状が手術を検討する目安となります。

横浜市保土ヶ谷区・相鉄線西谷駅からアクセス良好な梅の木眼科クリニックでは、日帰り白内障手術に対応しています。院長は日本眼科学会認定の眼科専門医であり、豊富な手術実績と最新設備で患者様の不安・負担をできる限り軽減する手術を心がけています。

免許更新に向けた視力回復や白内障の治療についてお気軽にご相談ください。

よくある質問

白内障があると必ず免許更新に通らないのですか?

白内障があっても視力基準(普通免許:両眼0.7以上・片眼0.3以上)を満たしていれば更新できます。白内障の程度が軽く、矯正視力が基準を上回っている場合は問題ありません。

免許更新の視力検査はメガネをかけて受けられますか?

はい、メガネやコンタクトレンズによる矯正視力で受けることができます。ただし白内障が進行するとメガネで矯正しても視力が上がらなくなるため、早めの眼科受診が大切です。

白内障手術後、どのくらいで免許更新の視力検査を受けられますか?

術後1〜2週間程度で視力が安定してきます。担当医に視力が安定したことを確認してもらってから、免許更新の視力検査を受けることをお勧めします。

白内障が原因で免許が失効してしまった場合、どうすればよいですか?

失効後6ヶ月以内であれば、学科・技能試験が免除される場合があります。
白内障手術を受けて視力が回復した後、運転免許試験場で視力検査を受け直すことで再交付が可能です。やむを得ない理由での失効として診断書が必要になる場合があります。

白内障手術は怖い・痛いというイメージがありますが、実際はどうですか?

点眼麻酔を使用するためほとんど痛みはなく、手術時間は約10分です。日本眼科医会によると年間約160万件実施されており、安全で身近な手術です。

白内障手術後に「眼鏡等」の条件が免許から外れることはありますか?

白内障手術で裸眼視力が回復し、メガネなしで視力基準を満たせるようになった場合、運転免許試験場で「条件解除申請」を行うことで「眼鏡等」の条件を外すことができます。

大型免許や第二種免許の場合、視力基準は普通免許と違いますか?

はい、大型第一種・第二種免許などは両眼0.8以上かつ片眼それぞれ0.5以上と、普通免許より高い基準が求められます。白内障の進行度によっては早めの手術が必要になる場合があります。

白内障の手術は何歳からでも受けられますか?

年齢制限はなく、白内障の程度と患者様の全身状態・生活スタイルに応じて手術のタイミングを決定します。当院では白内障の程度を問わず手術できる体制を整えています。

夜間運転でヘッドライトがまぶしく感じるのは白内障のサインですか?

夜間の対向車ライトが異常にまぶしく感じる・光がにじんで見えるといった症状は白内障の典型的なサインです。視力の数値が基準を満たしていても、こうした症状がある場合は眼科受診をお勧めします。

白内障の手術後、すぐに車の運転はできますか?

手術直後の運転は危険なため避けてください。見え方が安定する術後1週間程度は経過観察が必要です。担当医の許可を得てから、近距離の運転から少しずつ再開することをお勧めします。

結論

白内障が進行すると免許更新の視力検査に通らないことは実際に起こります。普通免許の基準(両眼0.7以上・片眼0.3以上)を満たせなくなった場合、根本的な解決策は白内障手術による視力回復です。

免許失効を防ぐには、更新期限の3〜6ヶ月前を目安に眼科を受診し、余裕をもって手術スケジュールを組むことが重要です。運転に不安を感じ始めたら、早めに眼科専門医へご相談ください。

【著者情報】熊谷悠太

日本眼科学会認定眼科専門医
2003年 聖マリアンナ医科大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学病院眼科学教室入局
2009年 聖マリアンナ医科大学大学院博士課程修了、桜ヶ丘中央病院眼科部長
2016年 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院眼科主任医長
2019年 梅の木眼科クリニック開院

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