白内障のカウンセリングでは何をする?当日の流れと相談しておきたいポイント
2026/08/12
白内障のカウンセリングとは何をする場なのか?
白内障カウンセリングとは、手術を受ける前に医師が患者様の現在の見え方・生活スタイル・希望する術後の見え方を丁寧に確認し、最適な治療方針を一緒に決める場です。
単に「手術の説明を聞く場」ではなく、患者様が納得して手術に臨むための双方向の対話です。
不安や疑問を遠慮なく話せる雰囲気の中で、眼内レンズの種類・手術のタイミング・術後の生活上の注意点などを確認します。
梅の木眼科クリニックでは、院長・熊谷悠太が患者様一人ひとりの生活スタイルやご事情を踏まえながら、手術のタイミングも含めてカウンセリングで相談しながら決定する方針をとっています。
本記事は、白内障カウンセリングの当日の流れ・準備すべき内容・相談しておきたいポイントを眼科専門医の立場から解説します。
白内障カウンセリングはいつ・どのタイミングで受けるのか?
カウンセリングは、白内障と診断された後・精密検査(術前検査)の前後に行うのが一般的です。「まだ手術するか決めていない」という段階でも受けることができます。
手術を受けるかどうか迷っている段階でも、カウンセリングだけを目的に来院することは可能です。
「まず話を聞いてから考えたい」という方も、安心してご相談ください。
手術を受けるタイミングの目安として、以下のような状況が挙げられます。
メガネを新しくしたが見え方が変わらない
老眼鏡をかけても新聞が読みにくい
車の運転に不安を感じるようになった
趣味や日常生活で不便を感じる場面が増えた
白内障カウンセリング当日の流れはどうなっているのか?
カウンセリング当日は、受付・問診票記入から始まり、医師との面談・眼内レンズの説明・質疑応答という流れで進みます。所要時間はクリニックによって異なりますが、30〜60分程度を目安にしてください。
ステップ1:受付・問診票の記入
来院後、受付で問診票を記入します。現在の見え方・困っていること・生活スタイル・趣味・職業などを記入します。
問診票は医師がカウンセリングの方針を立てるための重要な資料です。「日常で一番困っていること」を具体的に書くと、医師との会話がスムーズになります。
ステップ2:医師による問診・現状確認
医師が問診票をもとに、現在の見え方・日常生活での不便・手術への不安などを丁寧に聞き取ります。
「どんな見え方を望むか」「生活の中でどの距離が最も重要か」を具体的に伝えることが、最適な眼内レンズ選びにつながります。たとえば、夜間の運転が多い方・読書や手芸が趣味の方・なるべくメガネを使いたくない方では、推奨されるレンズが異なります。
ステップ3:眼内レンズの説明と選択
医師から単焦点眼内レンズ・多焦点眼内レンズそれぞれの特徴・メリット・デメリットが説明されます。
単焦点眼内レンズ:ピントが合う距離が1点のみ。遠方重視なら近くにメガネが必要、近方重視なら遠くにメガネが必要。
多焦点眼内レンズ:遠くも近くも見えるよう設計。老眼鏡不要を目指す方に適している。ただし夜間のハロー・グレアが出る場合がある。
梅の木眼科クリニックでは、患者様の目の状態・ライフスタイル・希望の見え方に応じて十分に説明した上でレンズを決定しています。2024年実績では40.7%の方で乱視矯正用の眼内レンズを使用しており、ほぼ100%の症例で乱視矯正を実施しています。
ステップ4:手術の説明・スケジュール確認
手術の方法・当日の流れ・術後の生活上の注意点・アフターケアのスケジュールが説明されます。
梅の木眼科クリニックの白内障手術は日帰りで行われ、手術時間は約10分です。点眼麻酔(局所麻酔)を使用するためほとんど痛みはなく、創口は縫合不要で自己閉鎖します。手術翌日からほぼ通常の日常生活を送ることができます。
カウンセリングで相談しておきたいポイントは何か?
カウンセリングでは「聞きたいことを事前にまとめておく」ことが最も重要です。以下のポイントを参考に、ご自身の状況に合わせて質問を準備してください。
眼内レンズの選び方について
自分のライフスタイルにはどちらのレンズが合うか?(単焦点 vs 多焦点)
多焦点レンズにした場合、夜間の見え方はどうなるか?
乱視がある場合、どのように対応するか?
老眼鏡が必要になる場面はどの程度か?
梅の木眼科クリニックでは、数ある眼内レンズの中からご要望にお応えできる最適なレンズを提案しています。老眼鏡への抵抗がある場合は多焦点眼内レンズなどの新しい選択肢も検討できます。
手術のタイミングについて
今すぐ手術が必要か、もう少し様子を見てよいか?
両眼同時に手術するか、片眼ずつ行うか?
仕事や生活の都合に合わせたスケジュールは組めるか?
白内障は点眼薬で進行をある程度遅らせることはできますが、視力の改善には手術が必要です。
手術のタイミングは患者様の生活スタイルや視力の状態によって異なるため、カウンセリングで医師と相談しながら決定します。
術後の生活・リスクについて
手術翌日から仕事・運転・運動はできるか?
術後に使う点眼薬の種類と期間は?
術後合併症(後発白内障・眼内炎など)のリスクと対処法は?
術後の定期検診はいつまで必要か?
梅の木眼科クリニックでは、手術翌日からほぼ通常の日常生活が可能です。ただし、洗顔・洗髪・メイク・激しい運動については医師の指示に従う必要があります。
カウンセリング前に準備しておくべきことは何か?
カウンセリングをより充実させるために、事前の準備が重要です。以下の4点を来院前に整理しておきましょう。
現在の見え方・困りごとをメモする
「どんな場面で見えにくいか」「いつ頃から症状が出たか」を具体的にメモしておきます。
例:「夜間の運転でライトがまぶしい」「手元の細かい文字が読めない」「テレビの字幕が見えにくい」など、日常の具体的な場面を書き出すと医師に伝わりやすくなります。
現在使用中の薬・既往歴を整理する
血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用中の場合、手術前に休薬が必要になることがあります。内科や他科で処方されている薬のリストを持参してください。
糖尿病・アトピー性皮膚炎・高血圧などの全身疾患がある場合も必ず申告してください。これらは白内障の発症リスクや手術の安全性に関わります。
コンタクトレンズの装用を事前に中止する
術前の精密検査を正確に行うため、コンタクトレンズの装用を一定期間中止する必要があります。ソフトコンタクトレンズは検査の3日〜1週間前から、ハードコンタクトレンズは1週間以上前から中止が必要です(種類により異なります)。
家族・同伴者と一緒に来院する
白内障手術はご家族の理解とサポートも大切です。
「説明を聞いたが忘れてしまった」「家族に伝えにくい」というケースも多いため、可能であれば家族と一緒に来院することをおすすめします。
白内障カウンセリングで「手術しない」という選択もできるのか?
はい、カウンセリングを受けたからといって手術を強制されることはありません。「まず話を聞きたい」「もう少し考えたい」という段階でも、安心して相談できます。
白内障の治療には点眼薬と手術の2つの選択肢があります。点眼薬は進行をある程度遅らせる効果がありますが、視力の改善や根本的な治療には手術が必要です。
カウンセリングでは、現在の白内障の程度・生活への影響・患者様の意向を踏まえて、「今すぐ手術が必要か」「もう少し経過観察でよいか」を医師と一緒に判断します。
梅の木眼科クリニックでは、白内障の程度を問わず手術できる体制を整えており、患者様が納得した上で手術を受けられるよう、十分な説明と丁寧なカウンセリングを実施しています。
梅の木眼科クリニックの白内障カウンセリングはどんな特徴があるのか?
梅の木眼科クリニック(神奈川県横浜市)では、院長・熊谷悠太が患者様一人ひとりに向き合うカウンセリングを行っています。
院長は日本眼科学会認定眼科専門医として、様々な難症例に対応してきた経験を持ちます。
当クリニックの特徴を以下にまとめます。
日帰り手術・手術時間約10分:点眼麻酔でほとんど痛みなし、創口は縫合不要
手術翌日からほぼ通常の生活が可能:時間的・経済的負担を最小限に
単焦点・多焦点眼内レンズの両方を提供:ライフスタイルに合わせて選択
2024年実績:40.7%で乱視矯正用レンズを使用、ほぼ100%の症例で乱視矯正を実施
白内障の程度を問わず手術対応:難症例にも対応できる体制
分かりやすい説明と丁寧なケア:患者様の不安・負担を最小限に
白内障で見えにくいからといってやりたいことを諦める必要はないという考えのもと、患者様の視力改善と生活の質向上を目指した治療を提供しています。
白内障の手術・カウンセリングについて詳しくは、梅の木眼科クリニック 白内障のページをご覧ください。カウンセリングだけのご相談も歓迎しています。
よくある質問
白内障のカウンセリングだけ受けることはできますか?
はい、手術を決めていない段階でも診察時に現在の白内障の状態がどの様になっているか相談を受けることができます。「まず話を聞きたい」という方も安心してご相談ください。
カウンセリングにかかる時間はどのくらいですか?
クリニックによって異なりますが、検査を含め30〜60分程度が目安です。眼内レンズの説明や質疑応答も含まれるため、余裕を持ってお越しください。
カウンセリング当日に手術日程を決める必要がありますか?
その場で決める必要はありません。カウンセリング後に自宅でゆっくり考えてから日程を決めることができます。
単焦点レンズと多焦点レンズはどちらを選べばよいですか?
ライフスタイルによって異なります。なるべくメガネを使いたくない方には多焦点レンズ、コスト重視や夜間の見え方を優先する方には単焦点レンズが向いています。医師と相談して決めましょう。
カウンセリング前にコンタクトレンズを外す必要がありますか?
精密検査を行う場合は事前にコンタクトレンズの装用中止が必要です。ソフトレンズは3日〜1週間前、ハードレンズは1週間以上前から中止が望ましい。
家族と一緒にカウンセリングに行ってもよいですか?
はい、ご家族の同席を歓迎しているクリニックがほとんどです。説明を一緒に聞いてもらうことで、術後のサポートもスムーズになります。
白内障の手術は痛いですか?
点眼麻酔(局所麻酔)を使用するため、ほとんど痛みはありません。手術時間は約10分で、日帰りで受けることができます。
手術後はすぐに日常生活に戻れますか?
手術翌日からほぼ通常の日常生活が可能です。ただし、洗顔・激しい運動・飲酒などは医師の指示に従って制限期間を守る必要があります。
カウンセリングで相談した内容は変更できますか?
はい、カウンセリング後でも眼内レンズの種類や手術日程は変更できます。納得いくまで相談してから最終決定することが大切です。
白内障手術は何歳でも受けられますか?
年齢制限はありませんが、全身状態や目の状態によって判断が必要です。
あまり高齢になったり、認知機能の問題がある場合は入院での手術の方が安心な場合もあります。梅の木眼科クリニックでは白内障の程度を問わず手術できる体制を整えています。
結論
白内障カウンセリングは、手術を受けるかどうかに関わらず、現在の見え方の悩みや治療の選択肢を医師と確認できる重要な場です。
眼内レンズの種類(単焦点・多焦点)・手術のタイミング・術後の生活について事前に疑問点を整理して臨むことで、納得のいく治療選択につながります。
梅の木眼科クリニックでは日帰り手術・約10分の手術時間・乱視矯正対応など充実した体制を整えており、カウンセリングだけのご相談も歓迎しています。まずは気軽に相談することから始めてください。
【著者情報】熊谷悠太
日本眼科学会認定眼科専門医
2003年 聖マリアンナ医科大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学病院眼科学教室入局
2009年 聖マリアンナ医科大学大学院博士課程修了、桜ヶ丘中央病院眼科部長
2016年 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院眼科主任医長
2019年 梅の木眼科クリニック開院

